
ほうれん草の本来の旬は、11月~1月の冬ですが、最近は1年中、全国で栽培されていますね。採れたてほうれん草を使って、鉄分の吸収を助けるチーズと組み合わせた貧血改善ケーク・サレを作りました。
義理の父は、趣味で野菜を作っています。素人が作る野菜なので、スーパーなどで売っている野菜ほど立派ではありませんが、採れたてやっぱり美味しい。先日は、下の子がブロッコリーの収穫のお手伝いをさせてもらいました。もともとブロッコリー好きではあるのですが、「じぃじのブロッコリー、美味しいね!ブロッコリー、だぁい好きなんだぁ。」と言いながら、嬉しそうに食べていました。今は一年中、たくさんのお野菜がお店に並んでいて、野菜の旬を意識することが難しいので、子供たちにはいい勉強をさせてもらっているな、と思います。
そんな義理の父の畑で、ほうれん草が採れました。小ぶりで茎も細いのですが、柔らかく、とても美味しいほうれん草です。普段は、お味噌汁にしたり、お浸しにしたり、胡麻和えにしたりするのですが、ちょっと変化球でケーク・サレにしてみました。
ケーク・サレは、その名の通り「塩味ケーキ」。今回は採れたてほうれん草に、ベーコン、チーズもたっぷり入れました。ケーク・サレは見た目もおしゃれなので、おもてなしやパーティーにも良いですよね。冷めても美味しいので、子供のおやつにもぴったりです。
ほうれん草は、鉄分、β-カロテンをはじめ、たくさんの栄養素が含まれています。鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、レバーなど動物性食品から得られる鉄がヘム鉄、ほうれん草や大豆・大豆製品など植物性食品から得られる鉄が非ヘム鉄です。ヘム鉄の方が吸収率は良いと言われていますが、鉄の吸収を助けるビタミンCやたんぱく質などを組み合わせることで非ヘム鉄でも吸収率がアップします。ほうれん草にはビタミンCも豊富に含まれていますし、ケーク・サレにはタンパク質たっぷりのチーズも入れたので、しっかり鉄分を吸収してくれそうですね。
ビタミンCは、免疫力を高めたり、コラーゲンの生成を促してお肌の調子を整えたり、と女性には嬉しい栄養素ですよね。しかし、ビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱い栄養素。3分以上ゆでると、ビタミンC量は半分になってしまいます。新鮮で旬なものの方が、ビタミンC量が多く、冬のほうれん草は夏のほうれん草に比べて、ビタミンC量が3倍にもなるそうです。
いつでも食べたい野菜が手に入る時代ですが、旬な時期に採れた、新鮮なものを食べるというのは、栄養面でもおすすめですよ。
