福豆で福とキレイを手に入れる

2月3日は節分でしたね。我が家でも豆まきをしました。

ご存じの方も多いと思いますが、節分の本来の意味は、季節の変わり目。立春、立夏、立秋、立冬の前日が節分で、1年に4回の節分があります。季節の変わり目に生じる邪気を払う儀式としての豆まきでした。特に立春は旧暦で新年にあたり、立春の前日の節分は大晦日。新年を迎える前日として、とても重要な日だったので、豆をまいて邪気(鬼)を追い払うという行事が庶民にも定着したそうです。

現在では、「鬼はそと~、福はうち~♪」言い、豆まきをしたり、吉方を向いて恵方巻を食べたり、玄関に柊鰯を飾ったりと、季節のイベントになっていますね。我が家でも毎年豆まきをします。

今年は鬼のツノを制作してきた我が子。鬼になるのだと張り切っていました。我が家では毎年、鬼は子供たち。何故なら、撒かれた豆をどれだけ拾えるかという競争をするからです。以前は子供たちが撒いた豆を片付けるために豆拾い競争をやっていたのですが、いつの間にかメインイベントになってしまいました。
煎り大豆だけでは盛り上がらなくなってきたので、ナッツ入りチョコレートなども一緒に撒いています。今年は用意した量では物足りなかったのか、何度も拾い集めては撒いていました。これはもはや豆まきではないような・・・と思いつつも、子供たちが楽しめているのであれば、こんな豆まきでも良いかと。

煎り大豆は女性に嬉しい栄養の宝庫

節分で使う煎り大豆は「福豆」と呼ばれます。福豆を食べることで、福を取り込み、1年の健康を願うという意味があり、歳の数だけ食べる習慣がありますね。子供の頃は喜んで食べた福豆でしたが、さすがに今、歳の数を食べるとなると大変です。しかし福豆には栄養もたっぷり含まれていますから、是非食べて頂きたいです。

煎り大豆は大豆を煎ったものですから、大豆の栄養素をそのまま摂ることができます。大豆の栄養といえば、タンパク質、イソフラボンが有名でしょうか。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるくらいタンパク質が豊富に含まれており、その量はお肉にも匹敵します。最近は大豆ミートと呼ばれるものが登場するほどです。
イソフラボンは、女性ホルモン「エストロゲン」に似たような働きをするので、更年期障害の予防・改善などに効果があり、女性ホルモンが活性化されるので美容という面でも女性の味方となる栄養です。
その他大豆には、レシチンも含まれています。レシチンは神経の伝達を活性化する働きがあり、認知症や自律神経失調症への効果も期待されています。また細胞の老化にも一役かってくれるレシチンは、女性にとっては嬉しい成分ですね。
そして気になる煎り大豆のカロリーと糖質ですが、30粒~40粒(10g前後)であれば、カロリーは40~60kcal程度、糖質は1.5~2g程度と、気にする必要はありません。

たくさん余った福豆で福を取り込み、キレイも一緒に手に入れましょう。