ルーネベリタルトの季節

2月5日はフィンランドの詩人ヨハン・ルードヴィーグ・ルーネベリさんの誕生日。フィンランドでは、今の時期にルーネベリさんが大好きだったルーネベリタルトがカフェに並ぶのだとか。

クリスマスシーズンに見た目の可愛さで思わず買ってしまったジンジャークッキー。食べきれず残ってしまっていたので、何かに活用できないか調べていた所、ルーネベリタルトに出会いました。
タルトという名前ですが、しっとりしたバターケーキのようなものです。先日のムンッキと同様、粗びきカルダモンがアクセントとなり、スパイシーで優しい甘さの大人のスイーツといった感じです。甘いものが苦手の方でもペロッと食べられちゃいます。

砕いたジンジャークッキーとアーモンドパウダー、全粒粉など粉類をたっぷりのバターで練り込み、型に入れて焼いたケーキに、ラムシロップをたっぷり染み込ませてしっとりとさせ、ジャムとアイシングでトッピング。作り方も混ぜるだけなのでそれ程難しくもなく、子供たちとワイワイ言いながら作りました。

リンゴンベリーは北欧のスーパーフード

我が家では、普段、あまりジャムは食べないのですが、リンゴンベリージャムは唯一常備しています。パンに塗ることもありますが、ヨーグルトに入れることが多いです。今回のルーネベリタルトにも大好きなリンゴンベリージャムをトッピングしました。ジンジャークッキーのスパイスな風味とリンゴンベリージャムの相性がとても良く、そこにカルダモンの風味がチラッと顔を出します。

リンゴンベリーは、北欧をはじめとするヨーロッパの寒冷地で自生しています。生食には不向きなので、ジャムやジュースとして親しまれているようです。
真っ赤な実のリンゴンベリーには、βカロテン、ビタミンEやビタミンCなどのビタミン類、マンガン、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラルが含まれています。ポリフェノールも含まれていて、まさにスーパーフード。
しかしリンゴンベリーは甘味が少なく、ジャムや濃縮ジュースなどには熱と砂糖を加えて加工されていますので、栄養たっぷりの美容食材!とは言いきれないのが残念なところです。
とはいえ、美味しいものであることには間違いなく、パンやお菓子との相性は抜群です。

初めて挑戦したルーネベリタルト、アイシングが上手に出来なかった事がすごく悔しいのですが、味はとっても美味しかったです。