
怒りの感情と上手に付き合うための「アンガーマネジメント」。出来ることならイライラしたくない、怒りたくないと思いますよね。私も思います。しかし情けないことに、子育て奮闘中の私は、怒りの度合はまちまちですが、怒らない日はないと言ってもおかしくないくらいかもしれません。
怒った後の後悔
子供って本当にかわいいと思います。でも悪魔になることもあって、子育ては笑顔だけで乗り切れるものではありません。小さくても一人の人間。良いか悪いかは別として、彼らなりの主張があります。怒ってやろうなどと思っている訳ではないのですが、「さっきも言ったよ?」「ケンカしないで!」「早くしなさい!」などなど、毎日同じことで怒ってばっかりです。
子供が自分の思い通りには行動しないとわかってはいても、疲れて帰ってきて、目の前でケンカが始まったり、なかなかご飯を食べなかったり、テレビを観ていてこちらの話を聞かなかったりと、小さなイライラが生まれます。小さなイライラと1日の疲れが重なって、さらなるイライラを生み出し、些細な事でもついカッとなって怒ってしまい、また疲れがどっと出て、また小さなイライラと重なる・・・そんな悪循環に陥ってしまうのです。
そして深いため息と、「また怒ってしまった・・・」「怒りすぎたかも」「もっとじっくり話を聞いてあげれば良かったな」など、怒ってしまった後に押し寄せる後悔。
冷静になって振り返ると怒らなくてもよかった事のようにも思えたりするのですが、怒っている最中は溢れ出すイライラがとめどなく放出されてしまい、自制がきかなくなってしまうこともしばしば。
「怒り」は自分を守るために必要な感情なのだそうです。動物のお母さんが子供を守るために怒って威嚇する事を思い出すと、「怒り」が守るために必要な感情であることは、少し理解できるような気がします。
とはいえ、我が子に対して怒るのはちょっと違うのではないかと。自分自身を守って、我が子に怒りをぶつけてしまっては、たとえそれが正しいことであっても良いことではないような気がします。もちろん、親として怒らなければならない時もありますが、感情的な「怒り」はやはり子供に向けるべきではないのかな、と思います。感情的な「怒り」をコントロールできなくなってしまっているということは、心のゆとりがなくなってしまっているのかもしれませんね。心にゆとりを持たねば。
何かに没頭して心を落ち着かせる
イライラしている時、怒りっぽくなっている時は、だいたい「○時までに・・・」「あれもこれもしなくちゃ」と時間ややらなければならないことに追われています。ただでさえ、頭はフル回転なのにも関わらず、想定外のケンカや愚図りがあれば、もう頭の中はパニック状態です。そういう時は、何かに没頭するとイライラが抑えられ、心が落ち着くというのです。一つの作業に没頭することでイライラを抑え、甘い香りで心が安らぐという事らしいのですが、疑い深い私は半信半疑でしたが、とりあえずやってみました。
今回作ったのはりんごジャム。未知の味のジャムはハードルが高いですし、何より、りんごが余っていたので。
作り方はりんごに砂糖を加えて煮るだけと、とてもシンプルなものです。冷蔵庫にレモンのはちみつ漬けがあったので、細かく刻んでプラスしてみました。
フツフツという音とともに、りんごが煮えるいい香りで心が安らぐというのも少しわかる気が・・・と思った矢先、リビングから大きな声と泣き声が。一瞬にして心の安らぎが吹っ飛びました。
どれだけジャムを煮たら、私の心は安らぐのでしょう。私の戦いは続きます。。。
