サバを食べると体も肌も健康になれる!!

塩焼き、みそ煮など、古くから日本文化に浸透しているサバ。季節問わず手に入りますし、サバ缶は調理が面倒な時にも手軽に食べられて便利な上、健康に良い成分がたっぷり含まれています。

サバを食べれば健康になれるかも?

サバは1年中水揚げされますが、旬としては、秋サバは9月~11月、寒サバは12月~2月です。この頃のサバは脂がのっていて美味しいとされています。

サバには、DHA、EPA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンDなどが含まれています。
DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタンエン酸)は、健康に良いとされる不飽和脂肪酸の一種で、オメガ3に分類されます。オメガ3は意識して摂ることが推奨されており、サバ1尾で1日の摂取目安のDHA・EPAを摂ることができます。
DHA・EPAには、中性脂肪を低下させる、高血圧の予防、動脈硬化の予防、疲れ目の改善、血栓の予防、血行をよくする、脳の働きをよくする、などの働きがあります。ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12には、エネルギー代謝を上げる、倦怠感を軽くする、貧血の予防、脳や目の働きをよくする、肌をきれいにする、などの働きがあります。DHA・EPA、ビタミンB6、ビタミンDは、免疫機能を整える働きもあるので、花粉症などのアレルギー疾患の予防と軽減される効果があると期待されています。
また高い抗酸化作用を持つセレンを豊富に含んでいますので、エイジングケアにも良い食材だといえます。

サバは鮮度が命

サバは脂の多い魚です。この脂が健康に良い効果をもたらしてくれるのですが、脂が豊富に含まれる故に鮮度が落ちるのも早い魚です。サバの鮮度が落ちると、良い脂も酸化が進み劣化してしまいます。またアレルギーの原因となるヒスタミンが増えてしまうので、せっかく食べるなら新鮮なものを。
サバの水煮缶は、缶に詰めてから調理を行いなすので、サバに含まれる栄養素を逃すことなく、また骨まで食べられるようになっているのでおすすめです。鮮度が落ちると酸化してしまうDHA・EPAも、サバ水煮缶では新鮮なサバを使って真空調理されるので、長期保存しても酸化しにくいそうです。
最近はサバ缶の種類も増え、水煮や味噌煮だけでなくオリーブオイル漬けなども登場し、話題を呼んでいます。

 

生活習慣病の予防だけでなく、アレルギー、美肌、ダイエット、貧血、記憶力アップなど、老若男女すべてに嬉しい成分がいっぱいですので、積極的に食卓に登場させたい食材ですね。