やせ過ぎって問題アリ?? 理想の体型と健康的な体型

スリムでありたいと思う女性は多いと思います。あなたの「太っている」という基準は何でしょうか?体重、服のサイズ、見た目・・・いろいろですよね。理想の体型を求めてダイエットに励む女性・・・しかし過度のダイエットは、健康に悪影響を及ぼします。

肥満の基準って??

「肥満」とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態のことです。体脂肪量を測れる簡便な方法がないため、肥満度の指標として、身長と体重から算出されるBMI(体格指数)が世界的に広く用いられています。

BMI = 体重(kg)÷[ 身長(m)× 身長(m)]

BMIは22が標準とされ、WHOによる肥満の判定基準は、BMI 30以上が肥満とされますが、日本人はBMI 25を超えたあたりから、耐糖能障害、脂質異常症、高血圧といった合併症の発症頻度が高まることから、日本では日本肥満学会が定めた判定基準BMI 25を超えると「肥満」とされます。またBMIが18.5未満は「やせ型」とされています。
一方、体脂肪率とは、体重に占める体脂肪の割合を表したものです。健康的な体脂肪率の目安としては、女性で20~29%とされており、それ以上になると「肥満」とされています。
BMIは、同じ身長、同じ体重であれば値は変わりませんので、肥満度の判定も同じです。しかし体脂肪率は、同じ身長、同じ体重であっても、体脂肪率によって肥満度の判定が変わります。

 

 

脂肪の役割

太って見える一番の原因は、体についた「脂肪」。でも脂肪には、体の熱を守る大切な役割があり、女性には必要不可欠なものなのです。
私たちの体は、筋肉を動かすことによって熱を作り出しているわけですが、筋肉は作った熱を保温することはできません。熱を保温するのは脂肪の役目。適度な脂肪は体温を保ってくれるのです。
女性ホルモンには体脂肪を増やす働きがあります。女性のカラダが男性より脂肪がつきやすく、丸みを帯びているのは、大切な赤ちゃんを温かく守ってあげるために脂肪が必要だからです。妊娠に理想的なBMIは22だとされています。また体脂肪率が15%を下回ると妊娠できる確率が大きく下がるとも言われています。
だからといって、脂肪がつき過ぎも良くありません。脂肪は保温する働きがありますが、脂肪のつき過ぎは逆に体を冷やしてしまいます。

 

やせ過ぎも問題

「やせ型」と言われると少し嬉しい気持ちになったりしませんか?BMIが18.5未満の「やせ型」の割合は、20代では22%、30代では15%、40代以上でも10%程度です。体重やBMI、体脂肪率など目に見える数値で「やせ型」であると言われると、「太っていない」というお墨付きをもらったような気持ちになります。
しかし、この「やせ型」という判定は、「健康ではない」という意味です。特に「やせ型」の若い女性は、極端なダイエット、食生活の乱れなどで栄養が十分ではない状態になってしまっている可能性が高く、見た目はスリムでも、とても健康的なカラダとは言えません。
低出生体重児の増加も、若い女性のやせ過ぎが原因だと考えられています。低出生体重児は、お腹の中で十分に栄養が摂れず飢餓状態で生まれてくるので、その後体重がどんどん増加すると幼い頃から生活習慣病のリスクを抱えることになります。
また体脂肪率が18%未満になると、ホルモンバランスも崩れてしまいます。ホルモンバランスの乱れは、生理不順、骨粗しょう症のリスクが上がる、免疫力の低下、精神的に不安定になる、など、さまざまなカラダの不調を引き起こします。
理想の体型は、必ずしも健康的な体型ではないのです。

綺麗でいたい、スリムでいたい、理想の体型を目指し、美を追求することは素敵なことです。健康であることも、美しさの一つだと思います。血のめぐりが良い方は肌ツヤ、ハリもよいですし、いつも元気で笑顔が絶えない方はそれだけで素敵です。
目に見える美しさを磨くと同時に、内側の美しさも磨いて頂きたいと思います。