
リバウンドしない、我慢しない、ゆっくりキレイに痩せるというゆるい糖質オフ。ダイエットだけでなく、メタボなどの予防にも有効です。コンビニやスーパーなどでも糖質が表示されている商品が陳列されるようになり、食事をする際に糖質を意識する方も増えていると思います。
糖質制限とは??
まずは、糖質制限について、おさらいしておきましょう。
私たちの体では、血糖(血の中のブドウ糖)または体脂肪を使ってエネルギーを作り出します。ブドウ糖は分解する必要がなく、すぐにエネルギーを作り出せるので、血糖を優先的に使い、その後、脂肪を使ってエネルギーを作り出します。そのため、血糖が高いと脂肪はなかなか燃焼されないだけでなく、余った糖は脂肪として蓄積されてしまうのです。
血糖値(血の中のブドウ糖濃度)は、糖質でしか上がりません。ですから、その糖質を制限することで、血糖値を上げない時間を増やし、脂肪が燃焼しやすい状態を作り出すことが、糖質制限ダイエットの仕組みです。糖質のみを制限するので、カロリー制限ダイエットとは異なり、お肉やお魚、大豆製品などのタンパク質をしっかり食べます。タンパク質を摂って筋肉量を保ちながら体脂肪を落とすので、リバウンドしにくいのも特徴です。

糖質はゆるい制限でも効果あり
糖質を摂りすぎると死亡リスクが高くなると言われていますが、極端な糖質制限を長期間続けることでも死亡リスクが高くなるので注意が必要です。短期間で結果を出したいダイエットでも、ストイックに糖質を制限するのは2か月までを目安とし、その後はゆるい糖質制限にするのが良いそうですが、食生活を少し見直し、糖質の摂りすぎを避けるゆるい糖質制限でも、ゆっくりキレイにダイエットができますよ。
例えば、料理酒を日本酒から焼酎や白ワインに変えるだけでも違いますし、食べる順番を変える、果糖を多く含むフルーツの量を減らす、ジュースをお茶に変える、ごはんにもち麦やキノコを加える、糖質の多い間食を控える、など少しの心がけで糖質量は減らせます。特にジュースやお菓子は、思った以上に糖質が含まれています。小腹が空いたらナッツを食べるなど、糖質が少ないおやつにする、お菓子を食べたらご飯を減らす、など調整すると良いですね。
そしてポイントは、糖質は減らしすぎず、空腹を我慢しないこと。無理をすると長く続かないものです。出来ることから、続けられる範囲で、糖質制限を取り入れることが、長続きのポイントだと思います。

我が家では厚揚げなど大豆製品、鶏肉など糖質が低い食材、キノコやもち麦など糖の吸収を緩やかにしてくれる食材を使った料理が毎日のように食卓に登場します。ちょっとした工夫で美味しさはそのまま、食べごたえ十分な料理は、食べ盛りの子供たちも喜んで食べてくれます。
