七五三と千歳飴

先日、末の子の七五三のご祈祷に行ってきました。ついこの前まで赤ちゃんだったのに、あっという間に七五三を迎え、なんだか感慨深いなぁ・・・と。

夏頃、着物を出して見せた時は、「嫌 ! 着たくない !!」の一点張りで、着物は着てくれないのではないかと心配しましたが、お友達から七五三で着物を着た話を聞いた事もあってか、「着物着てお姉さんするんだよ。」と前日から張り切っていました。
七五三がどうしても言えなくて、「今日、いちごさんするの。」と、最後まで間違っていましたが、当日は嬉しそうに着物着てくれたので何より。普段は髪を結うのも嫌がるので、毎朝一苦労なのですが、こちらもすんなり結わせてくれて、「プリンセスみたいでしょ?」などとご機嫌で、髪飾りも嬉しそうでした。

 

とはいえ、イヤイヤ期ど真ん中の3歳児。ちょっとした事で機嫌が悪くなってしまう難しい時期です。
ご祈祷の間、じっとしていられるのだろうか、神社で着物が嫌だと愚図ったりしないだろうか、慣れない草履でちゃんと歩いてくれるだろうか、など、親としては終始ソワソワしておりましたが、そんな心配は必要なく、とてもいい子ちゃんでいてくれた事にも成長を感じさせられました。

七五三には欠かせない千歳飴

ご祈祷も無事に終わり、ささやくような小さな声でしたが、両親へのお礼も言うことが出来、最後に千歳飴を頂戴しました。
千歳飴は子供の成長を祝うとともに、長寿を願う飴です。鶴亀、松竹梅などおめでたい模様が描かれた袋に、細長い紅白の色の飴が1本ずつ入っていました。

 

私も知らなかったのですが、千歳飴は大きさが直径1.5cm以内、長さ1m以内と決まっているのですね。1mもある千歳飴は見たことありませんが、その長さだと食べきれない気もします。
頂いたものは20cm程度の長さでした。千歳飴は縁起が良いものですので、1本そのままを折らずに食べると良いとも言いますし、細かく割って家族みんなで分けて食べる良いとも言いますね。

我が子は飴が大好きで、小さい歯が折れないか心配になるくらいボリボリ噛んで食べます。
千歳飴は、普段食べているブドウ味やリンゴ味などの飴とは違う昔ながらの素朴なお味です。周りの粉は少し苦手だったようでしたが、「そのまま食べて大丈夫だよ。」と教えると、ボリボリとかじって食べていました。我が子は普段から飴を噛んで食べているので1本そのまま食べられるような気もしますが、お上品なお子様は1本なんて食べきれませんよね。

私も少し頂きましたが、素朴な優しい味がどこか懐かしく、美味しかったです。
健康でいられますように。