
ストレス、溜まっていませんか??仕事、人間関係、子育て・・・ストレスの原因はライフステージによってさまざまだと思います。ストレスは身近にあって避けては通れないものになってしまっています。少しの心がけでストレスをうまく解消し、ストレスに強くなる人を目指しませんか。
ストレスとは?
ストレスは、外部からの原因によって生体にひずみが生じた状態と定義されています。精神的なものだけでなく、何かしらのプレッシャーによって体の不調や反応が起きることを意味しています。
夢や目標、やりがいのある仕事、良い人間関係など、自身を奮い立たせてくれたり、やる気になる刺激をもたらしてくれたりする刺激は、良いストレスとなります。良いストレスは、人生においてとても必要なことです。
一方、悪いストレスは、人間関係がうまくいかない、疲れている、不安など、自身のカラダが苦しくなったり、気持ちが不安になったり、やる気をなくすなどの症状が起こるものをいいます。
ストレスの原因
ストレスの原因は、人間関係、仕事、睡眠不足、性格などが考えられます。
1,人間関係
職場やプライベートにおいての人とのやり取りの中で、自分とは違う、合わないなど、ちょっとした違いが積み重なると、ストレスを生じさせることがあります。育った環境が違えば、価値観だって違います。「常識」だって違うのです。
2,仕事
残業が多く、休みもほとんど取れない、責任がかかっている、期日が迫られている仕事を任せられているなど。また、逆に仕事がない、やりがいが感じない、ヤル気が起きない、暇である等で生じることも。
3,睡眠不足
睡眠不足が続いた場合、心身が休まらずストレスが生じることがあります。睡眠不足が体調不良や集中力の途切れを起こし、それがまたストレスとなり、不眠症を引き起こす恐れも。
4,性格
真面目で完璧主義の人や何事にも短気な人。また、すぐ緊張する心配性な人、自分の意志や感情をストレートに表現できず、思いを自分で抑えこむ人などは、ストレスが生じやすいと考えられます。
ストレスの原因になるものの中でも注目したいのは、心理的・社会的な原因のストレスです。2012年の厚生労働省の調査によると、半分以上の人がなんからのストレスを感じていると答えています。その中でも仕事や職業生活でストレスを感じている人の割合は50%以上となっており、特に30代から40代の割合が高くなっています。

ストレスが及ぼす影響
ストレスは一見、ココロの問題だけのように感じますが、カラダのほうにもそれに伴うさまざまな変化が生じています。ただ、カラダにはいつも平常な状態を維持しようとする力があるため、すぐに元に戻ります。ストレスがあっても、ある程度はココロもカラダもそれに耐えることができますが、継続して刺激が続くと、元の状態に戻ろうとする身体の動きが阻害されてしまいます。ストレスが過剰になると、ココロも体もついに耐えられなくなり、その結果として、突発性難聴、円形脱毛症、蕁麻疹、うつ病などの病気にまで発展してしまうこともあります。
ストレスと上手な付き合い方
・ゆっくり休憩を取る
ストレスには十分な休息が必要です。「仕事があるから」「これをやらなければいけない」・・・何かに追われる日々は、知らぬ間にストレスを溜め込んでしまいます。自分の健康回復が優先だと思うことが大事です。
・外で気分転換をする
好きな趣味、スポーツ、散歩、ショッピングなどで日々の実生活から離れてみると、心身のリフレッシュが図れます。
・深呼吸で自律神経のバランスを調整する
深呼吸は不安や緊張時に精神を安定させます。簡単な方法ですが、お腹を使った深い呼吸はリラックスした状態を促し、自律神経のバランスを整えます。
・友人や家族に相談する
一人で悩んでいると不安の種は大きくなります。誰かにストレスの原因を話すことでストレスを軽減させることができます。自分を理解し精神的に支えてくれる人をもっておくことが大切です。

ストレスに強くなる栄養素
精神を安定させる作用のあるビタミンB群やカルシウム、マグネシウムが不足するとイライラしやすいので、しっかり摂るようにすることが大切です。
ストレスを感じるとホルモンが分泌されますので、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンCなどホルモンの材料となる栄養素が消耗してしまうので、これらを補うことも必要になります。
偏食、暴飲暴食、ながら食べなどストレスをためる食生活を見直し、おいしいものを食べる、家族団らんを楽しむ、など食事の環境を改善するとストレスも解消されるそうですよ。
ストレスを感じることが多い毎日ですが、まずは「些細な事でイライラしない事!」を心掛けています。イライラしたら深呼吸・・・と言い聞かせ、心にゆとりのある人になりたいと思うこの頃です。
